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【Prologue】~はじめに~

2003年本格焼酎ブームの少し前でしょうか? 芋焼酎の美味しさに気づきました。

私は愛媛県出身ですが、祖父が鹿児島の出身のため何だか親しみやすく、芋焼酎が好きになるDNAが組み込まれていたのかもしれません。

山同敦子さんが書いた本に、当時、神田淡路町にあった「日本酒ダイニングバー夢酒」の森さんが載っていて、富乃宝山をオシャレにロックで飲むというスタイルを提案されていました。

実際に飲んでみると「こんなにもフルーティーな香りの芋焼酎があるんだ」と…

感動したのを今でも覚えています。

その頃、私はまだOLをやっていましたが、焼酎アドバイザー(現・焼酎利き酒師)の勉強を始め「好きを仕事にできたら最高だな」と思い、思い切ってOLを辞めて、飲食業の世界に飛び込みました。

幸せなことに焼酎の蔵元に会う機会も増え、時には蔵元に会いに行くなかで、焼酎が造られる工程や苦労話、蔵人の努力を知り、もっと多くの人に知って欲しいと思うようになりました。

焼酎も日本が誇る國酒なのに日本酒よりも歴史が浅いため、知名度や銘柄重視、蔵元の顔重視で選ばれているように感じます。

もっと飲食店が焼酎の魅力を発信しなければ思い、今では仲良くなった蔵元に協力してもらって飲食店向けの勉強会も定期的に開催しています。 【焼酎の麹】【酸】【酵母】【蒸留】【ろ過】【水】【料理とのペアリング】など、突っ込んだ内容で深堀した勉強会ですので、毎回ご参加の皆さまにはご好評です。 料理を考えるときも「紫芋には乳酸系の香が含まれるので、マヨネーズを料理のアクセントに使って…」など、酒屋さんとは違う切り口で、飲食店としてワンランク上の提案をしていきたいと思います。

そして、今までプロ向けに伝えていた難しい内容をわかりやすく簡単に整理して、もっと多くの人に焼酎を好きになってもらいたい、焼酎って楽しいなぁと思ってもらいたくてこのサイトを始めることにしました。

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